スタッフブログ
フッ素について
こんにちは。
今回は虫歯予防に関して歯を強くする方法について説明します。
フッ素にはどのような虫歯予防効果があるのでしょうか? 主な効果は次の通りです。
1. 耐酸性・結晶性の向上
フッ素が歯に作用すると、歯質はフルオロアパタイトという非常に安定した結晶構造を持つようになります。歯質は強化され、酸に強い歯になります。
2. 抗菌・抗酵素作用
虫歯菌(歯垢)の出す酵素によって酸が作られる過程をブロックしたり、フッ素自身抗菌作用を示します。
3. 再石灰化の促進
唾液中のカルシウムやりん酸を歯にくっつけてくれます。この作用により、初期の虫歯は、治ることがあります。
フッ素には歯を強くする作用がありますが、フッ素だけでは完全な虫歯予防はできません。
日々の歯磨きや定期検診をするとこで虫歯の予防につながります。
甘いものをだらだら食べないようにしましょう。
何か気になることがございましたら
お気軽にお問い合わせください。
仮歯について
今日は、仮歯についてお話ししたいと思います。
①仮歯はどんなふうにできている?
・材質について
仮歯は、耐久性重視する必要がないため、成形しやすく天然歯や金属よりもやわらかい樹脂【プラスティック】でできています。
大きく分けて2種類の材質(MMA系、コンポット系)があり、硬さや見た目に多少違いがあります。
どちらの材質でも、歯や歯茎にやさしい仮歯をつくることが出来ます。
②なぜ仮歯が必要?
・歯の移動を防ぐ
仮歯がないと、歯がないスペースに両隣の歯が倒れ込んできたり、相対する歯が伸びてきたりするため、噛み合わせが悪くなってしまいます。
歯の移動は、意外と短時間でも起こるものです。そのため、作製中の補綴物が合わなくなってしまいます。
仮歯があれば、そういった歯の移動を防ぐことが出来ます。
・さらなるむし歯を防ぐ
歯の表面のエナメル質はむし歯への抵抗力性がありますが、その内側にある象牙質はむし歯対する抵抗性がありません。
そのため、エナメル質に穴があいた状態で長期間(1~2か月以上)治療が続く場合に、仮歯がないと治療中の歯の内側に唾液と一緒にバイ菌が入り、新たにむし歯になってしまう可能性があります。
仮歯は治療中の歯にむし歯ができるのを防ぐことができます。
当院はお盆期間中も診療しておりますので、他院で治療中の仮歯や仮蓋が取れてお困りの場合もご相談くださいませ。
気になる事、ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。