スタッフブログ
小児の虫歯治療について
こんばんは。今日は小児の虫歯についてお話しようかと思います。
まず、乳歯は生え変わるのだから治療は不要なのか?についてですが、そんなことはありません。乳歯の虫歯をほおっておくと、大きく腫れたり痛んだりするだけでなく、永久歯の歯並びに影響することもあるので要注意です。
では、どのような治療を行い、どのような注意が必要なのでしょうか?小児と言っても3歳を過ぎるころから言語の理解力や精神の発達が著しいので、なるべく子供にわかりやすく説明をし、恐怖心を与えないような注意が必要です。場合によっては最初の何回かは治療をせず、診療室の道具や雰囲気に慣れていくように我慢強く待ってあげることも必要です。
そのうえで、治療に対して恐怖心がなくなった段階で、ようやく取り掛かることになります。第一印象が大切なので、そこで歯医者さんのイメージが怖いとならないようにこちらも側も努めていきますのでみなさんで協力して治療していきましょう。
何かご不明点等ございましたらいつでもご連絡下さい。
フロスの使用について
こんにちは。
段々と寒くなってきましたが、体調など崩されていませんか?
今回は補助的清掃器具(デンタルフロスや歯間ブラシなど)についてのお話をします。
なぜ、フロスなどを使った方がいいのか?それは、手用歯ブラシによる歯間隣接面(歯と歯の間)のプラーク除去効果(汚れを落とす効果)が低いからです。
これまでの研究結果によると、その除去効果は約40~50%とされています。およそ半分ほどしか磨けていないことになります。
隣接面は特に、歯周病が進行するリスクが高い場所の一つです。隣接面のケアや予防のためにも、補助的清掃器具の必要性が重要となります。
<補助的清掃器具の種類と役割>
1.デンタルフロス
歯と歯の間の隙間がない、もしくは狭い場所の清掃に適しています。
2.歯間ブラシ
歯肉が退縮していたり、歯と歯の隙間が広い場所の清掃に適しています。歯周病が進行していて歯間空隙の広い方では、歯ブラシとフロスの併用よりも、歯ブラシと歯間ブラシの併用の方がプラーク除去効果が高いとされています。
3.タフトブラシ
最後臼歯遠心面(一番後ろにある歯の後ろ側)、萌出途中の歯、半埋伏歯(半分埋まっている歯)、歯並びが悪い場所、歯ブラシや歯間ブラシでは清掃困難な部位に使用します。
最近では多くの補助的清掃器具が市販されていますが、適切な器具が選択されていなかったり、使用方法を誤っている場合も少なくありません。補助的清掃器具の誤用は歯や歯肉の損傷にもつながりますので、歯科医師や歯科衛生士に指導を受けることをお勧めいたします。
口臭
口臭が気になった事ありませんか?
食事や体調により、日によって臭いが出てしまう事もありますが
歯周病や虫歯が原因の口臭はそのままにしておくと酷くなる一方なんです。
でも口臭はご自身では、なかなか気が付かないものなんです。
ご家族や身近な方に指摘され始めて気が付く事が多いいようです。
一度デンタルフロスや糸ようじを使用して、そのとれた汚れの臭いを嗅いでみてください。
汚れの匂いがよくわかります。
虫歯や歯周病が進行していなくても、歯垢が残っているだけで口臭の原因になりますので
普段からデンタルフロスなどを使用し、歯と歯の間の汚れを取り除いていただく事をお勧め致します。
虫歯や歯周病の予防にもなりますので、ぜひ行ってみてください。
また虫歯・歯周病のチェックや治療、ご自身では取り除けない汚れを取り除くために定期的な
健診を兼ねたクリーニングをぜひお受け下さいね。