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空気感染と飛沫感染の違い

空気感染の疾患と飛沫感染の疾患は一見よく似ています。

例えば症状として大きな咳をするところまでは同じです。
咳をすると空気中に飛沫が飛び散ります。
飛沫は空気によって周りの成分が蒸発して飛沫核となります。
その飛沫核の大きさが、5μmを境に小さいもの空気感染、大きいものを飛沫感染と分けます。
  空気感染
●飛沫核が乾燥してもすぐに死なない病原体。
●飛沫核が小さいので肺胞まで直接吸収される。
●飛沫核の大きさが5μm以下で空気と重さがさほど変わらないので長時間空気中に漂う。
  飛沫感染
●飛沫は肺胞まで到達しないが、飛沫に含まれる病原体は口腔、咽頭で生息、増殖できる。
●飛沫核の大きさが5μm以上で空気より重いので1m以下しか飛ばない。
ちなみに結核は空気感染で、飛沫では感染しません。

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