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ブラキシズムについて

おはようございます。今日はブラキシズムについてお話をしようと思います。そもそもまずほとんどの方が『ブラキシズム』という単語を聞いたことがないかと思います。もしくは、聞いたことがある方でもその意味について理解されている方も少ないかと思われます。

では、ブラキシズムとは何であるのか??

ブラキシズムとは、歯科で使われる専門用語で、お口やその周辺の器官に見られる習慣的な癖(専門的には非機能的動作あるいは口腔習癖といいます)の一つです。

そして、主に代表的なブラキシズムとして歯ぎしりや噛みしめが挙げられます。

歯ぎしりは睡眠中に行っています。ですから、自覚することは少なく、周囲の人に知らされて、初めて気づくことがほとんどです。一方で噛みしめは、日中・夜間に関わらず、無意識のうちに歯を食いしばってしまうものです。これらを総称してブラキシズムといいます。

では、ブラキシズムはどうして問題なのか??

ブラキシズムは、歯・歯肉・歯槽骨(歯を支える骨)とその周囲の組織に、様々な影響や弊害を及ぼします。歯や周囲の骨などが受け止める咬む力は、強い人では70kgを超える、とても大きな力です。ブラキシズムの場合、その大きな力が持続的に加わるため、硬い物を食べる時のように一瞬だけ強い力がかかる場合よりも、ずっと大きな影響がでるのです。

例えば歯の変化では、

①歯が磨り減る ②歯がしみる(知覚過敏) ③冠や詰め物が外れる ④歯が割れる etc,,,

などが挙げられます。

しかしながら、ブラキシズムは発見しにくいです。そもそもメカニズムがはっきりしてないですし、ブラキシズムがあるという判定が個人では難しいからです。

そのため、早期発見、予防、気づくためにももし気になる事がありましたら一度健診してみるのもいいかと思います。

今日は朝から悪天候ですが、一日頑張っていきましょう!!


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