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災害時には。。。

地震からもうすぐ4か月が経とうとしております。
震災直後は全てにおいて過敏であった私たちも最近ようやく落ち着きを取り戻しつつあるのではないでしょうか。

しかし、気の緩みとは怖いものです。ぜひこの機会に災害時の簡易的な口腔内ケアを紹介します。

避難所などの公共施設に口腔ケア用品を備蓄することも提言されていますがやはり、始めの頃はそういった口腔内ケア商品の配給はなかなかなかったようです。

行政での取り組みも大切ですが、私たち一人ひとり準備や心がけも必要です。防災バッグなどに、歯磨きセットやを入れておき、避難時にもケアできるのが理想ですが、緊急時には持ち出せないこともあります。そんな時のために覚えておきたい口腔内ケアをご紹介いたします。

■少量の水で2回に分けて口をすすぐ
歯磨きはできなくても、水など、少量でもよいので唇を閉じてぶくぶくと洗口しましょう。口一杯に水を含んで1回洗うよりも、少量でも2回に分けて洗う方が効果的です。

■ガーゼやティッシュで口内を拭く
歯ブラシセットや水がない場合は、できるだけ清潔なガーゼやティッシュペーパーなどで、歯や入れ歯などもふき、食べかすを残さないようにしましょう。

■食物繊維の多いリンゴなどを後に食べる
もし食事にパンやごはんなどとリンゴが出た場合は、パンやごはんなどを先に食べて、リンゴは最後に。リンゴなどの中の食物繊維は食べかすを落としてくれる効果があります。

■キシリトールガムなどを常備しておく
水がない状況では、キシリトール配合のシュガーレスガムを噛むのも有効です。水分が少なく保存も効くので、防災バッグに入れておくとよいでしょう。

■なるべく唾液をよく出す
唾液をよく出すことも、口腔内を清潔にするために役立ちます。高齢者や、緊張感が続く状態では唾液がでにくくなりますから、シュガーレスガムや酢昆布などを噛むことで唾液の分泌を促しますし、これはストレスがたまる非難生活の中でリラックスにもつながります。

また酸っぱい梅干しなども唾液の分泌を促します。
■水が少ない場合は歯磨き粉なしでブラッシングを
水がない時に歯磨きを使うと、口に残り乾燥しますから、歯ブラシだけのブラッシングにした方がよいでしょう。

その他、甘いものを食べたり飲んだりする時には、時間を決めてとるなど、だらだだらと食べをせず、リズムを作ることも大切です。また唾液の分泌を促すためには、歯肉マッサージなども有効です。

上記のものはあくまでも応急的なものになります。日頃からホームケアや病院での専門的なケアを受け、健康状態を維持していただいていることが前提になります。
問題を抱えたまま万が一の災害にあうよなことのないように準備していきましょう。


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