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虫歯予防

『キシリトール』最近はごく当たり前に私達の生活の一部となっております。
キシリトールは、糖アルコールの1つで、糖アルコールには他にソルビトールやマルチトール、エリスリトールなどがあります。いずれも「虫歯を起こさない甘味料」として広く使われていて、キシリトールだけが特別なものではありません。実際、キシリトール入りのガムを長期に食べ続けると、ミュータンス菌(虫歯菌)が減るという報告はいくつかあるそうです。これは歯垢のPHを頻繁に下げないという理由からです。

虫歯の原因は『歯の質』『糖質』『虫歯菌』の3つと、さらに『時間』です。虫歯菌が糖質から酸を作り、歯の表面のエナメル質を溶かし始めることで虫歯が出来ます。しかしキシリトールは細菌が糖と間違えて取り入れても栄養にならず酸を作りだせなくなるのです。

しかしやはりキシリトールだけで完全な虫歯予防は難しいです。
キシリトールで有名なフィンランドでは虫歯が日本よりかなり少ないとよく言われますが、この理由はキシリトールの積極的活用だけではないのです。
フィンランドでは幼稚園と小学校でフッ素洗口を実践していたりしていますが、加えて歯の定期検診の受診率が高いということも理由の大きな1つと言えます。
ガムを噛むことは、唾液の分泌をも促し、それだけでも虫歯予防の1つになります。
日常的に取り入れやすいものから様々な虫歯予防を始めてみましょう。


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