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歯が抜けたままだとどうなる?

「奥歯一本無くても見えないし、他の歯で噛めているし、、」

と抜けたところの歯を放置しているとどうなるでしょう。

 

確かにすぐに何かが起こるわけではありません。

しかし徐々に口腔内では歯が一本欠損していることの影響が出てきます。

その歯に噛み合わせで対応していた反対側の歯が伸びてきます。

(正確には、歯の元々の長さが変わるわけではないので歯が飛び出てきます。)

これを挺出といいます。

噛みあう歯がないため歯の位置がどんどん変わってきてしまいますが

気づいた時には揺れが大きくなっていたり、噛み合わせが悪くなっていることで違和感が出て抜歯をしなくてはいけなくなることもあります。

 

抜けた歯を一本放置していたためにもう一本も失うことになります。

歯はお互い支え合い影響しあって機能を果たしていますので不要な歯はありません。

欠損してしまった部位は何かしらの方法で補わなければなりません。

・入れ歯

・インプラント

・ブリッジ

など方法がありますので

担当医、担当衛生士までご相談ください。

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寝ている間の口腔内の状況

唾液には口の中を清潔に保つ働きがあります。

また、むし歯の初期段階である脱灰を、もう一度元の状態へ再石灰化する手助けもします。しかし、寝ている間は唾液の分泌が減り、乾燥した状態になっています。

乾燥した状態は、口の中の虫歯菌を元気にしてしまいます。もし歯に汚れがついたまま寝てしまったら、その汚れは虫歯菌の栄養となってどんどん虫歯菌を増やしてしまいます。

起床後の口の中の臭いは、そんな虫歯菌の増殖が原因です。増殖した虫歯菌は口の中の酸性度を高め、むし歯菌を溶かそうとします。睡眠中は唾液が少なく、どんどん脱灰が進んでしまうことになるのです。

朝の砂糖より寝る前のジュースが危険

普通、砂糖入りの缶コーヒーと果物のジュースを比べると、砂糖入りの方が虫歯になりやすいと感じてしまいますが、例えば朝起きてから砂糖入りの缶コーヒーを飲む事と、就寝前に果物ジュースを飲む事で比較をすると、圧倒的に就寝前に飲む方がむし歯になりやすいということになります。

就寝中の口の中を想像すると、就寝前の歯磨きでしっかり歯の汚れを落とすことが、どれほど大切か良く分かりますね。

さらに、むし歯菌の活動を抑える働きをすくフッ素洗口水でぶくぶくうがいを歯磨きにする事で、就寝中の口の中をより清潔に保つことができます。

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親知らずとは

親知らずって何?

親知らずとは、大人になってから生えてくる最後の永久歯のことです。

顎の一番奥に出てくるため、出てくる場所がなく、曲がって生えてきたり、その前の奥歯にぶつかって生えてきたりするのもあって、痛みのために抜かなければならない場合も多いものです。また、無事に生えてきたとしても、実は少し厄介な歯なのです。

 

厄介な点とは?

●痛み

生える前だけでなく、既に生えている場合でも上下で歯茎をはさんで痛みを感じることがあります。

●歯茎の腫れ

親知らずは、少し顔を出しただけで止まっていることもあります。

周辺に汚れがたまりやすく、炎症を起こしやすい状態です。歯茎が腫れている場合は内部で炎症が起きていることがあります。

●噛み合わせがおかしい

まっすぐに生えてこなかった親知らずの場合は、本来を噛み合わせる歯のひとつ前とぶつかる場合もあります。ずれた状態で噛み合わせていると顎ががくがくしたり、歯が磨り減ったりします。上下の親知らずがそろってない時に起こりやすいようです。

 

●むし歯になりやすい

歯ブラシが届きにくく、生えてきたことに気づかないうちに虫歯になってしまうことがよくあります。また、歯の質も他の永久歯と比べて弱いです。

 

●歯並びが悪くなった

親知らずが生える時に後ろから前の歯を押して、歯並びを悪くする場合があります。

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むし歯と健康への影響

元気な時は忘れていますが、むし歯で歯が痛んだ時初めて歯の存在を意識するものです。

しかし歯は常日頃から健康を支える原動力ともいえるほど重要な存在なのです。

むし歯の発生条件は三つあります。

①歯があること

②細菌がいること

③最近の栄養分となる糖分があること

 

これらが揃うことでむし歯が発生します。

むし歯が持つ影響力は想像以上に大きいものです。

まず痛みのために噛めなくなります。

噛めなくなるとどうなるでしょうか。

・食事がとれない

・唾液の減少

本来食べ物をよく噛むことで大量の唾液が分泌されます。

唾液には消化を助ける酵素が含まれているので減少すれば胃腸の負担は大きくなります。

また口内浄化作用が減少して細菌の増殖を許してしまいます。そのうえ口内乾燥を招き口臭がひどくなります。

このほか唾液の持つ機能がすべて不足する事態へつながるという訳です。

・胃腸障害

・食事の偏り

・噛み合わせの崩れ

・顔・姿勢の歪み、肩こり頭痛

・脳への刺激減少

 

またむし歯の穴から細菌が体の中に入り込み発熱や

敗血症などの全身疾病を発症する可能性もあります。

 

むし歯だからといって油断は禁物です。

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歯間ブラシ

皆様こんにちは。

今日は歯間ブラシについてです。

 

どうして歯間ブラシやデンタルフロスを使わないといけないのでしょうか?

 

歯ブラシのみでブラッシングしただけでは、歯と歯の間は十分磨けない事があり、プラーク

(歯垢)や食べかすが残ってしまいます。

むし歯や歯周病の原因はプラークです。

 

そこで歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯ブラシでは届かない歯の側面についたプラークや、歯と歯の間に入りこんだ食べかすをきれいに取り除きましょう。

そして、きれいで健康な歯を保ちましょう。

歯ブラシによるブラッシングだけでは、歯と歯の間のプラークは60%しか除去できません。

対して、デンタルフロスを使用すると80%、

歯間ブラシを使用すると85%まで除去できます。

 

歯間ブラシのサイズはSSSからLまで様々なサイズがあります。

歯間部の大きさと異なるサイズの使用は、歯や歯肉を傷つけたり、ワイヤーが折れて飲み込んでしまう原因になりますので、部位に合ったサイズを選ぶことが重要です。

 

サイズや歯間ブラシの使い方などわからない事がございましたらお気軽にご相談下さい。

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PMTC

PMTCという言葉を聞いたことはありますか。

PMTCとはprofessional mechanical tooth cleaning の略語であり

ご自身の日頃の清掃では取り切れない汚れを衛生士が専用の器具を使って徹底的にクリーニングすることです。

当院では虫歯や歯周病の基本治療が終わった方にお勧めしております。

エアフローという機械でを用いて重炭酸ナトリウムの微粒子(パウダー)を圧搾空気で歯の表面に吹き付け歯ブラシでは取れない歯の表面の着色(ステイン)を短時間で落としていきます。

歯を削らずに本来のエナメル質の色まで白くしていきます。

喫煙者やホワイトニングをご検討されている方にお勧めしております。

 

またサンギ社のリナメルトリートメントペーストを用い磨いていきます。

リナメルには

・歯垢の吸着除去

・ハイドロキシアパタイトによる歯面の再結晶化

・ミネラルによる再石灰化

の効果があります。

 

【PMTCのメリット】

審美性の向上

歯質の強化

ステインを除去し光沢のある歯面の回復

むし歯・歯周病の予防(バイオフィルムを破壊しプラークの再付着を防ぎます)

【デメリット】

保険外なので料金がかかる(当院¥5500)

一時的に知覚過敏が起こる可能性がある

一時間ほど時間がかかる

最後にフッ素コーティングをするので術後30分飲食を控える必要がある

 

ご質問等ございましたら担当衛生士までお声がけください。

 

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歯周病と歯肉炎の境目

歯周病とは、歯を支えている歯肉や歯槽骨などの歯周組織が細菌によって侵される病気です。

たかが歯の病気とあなどってはいけません。全身へも取り返しがつかないほどの大きな影響が表れる怖い病気です。

しかし、突然歯周病が現れるわけではありません。

必ず初期の症状があり、それを経過して歯周病となっているはずです。

健康な歯肉を取り戻すことが可能な時期もあります。

いち早く黄色信号をキャッチするためにも歯周病の初期段階である歯肉炎との境目を確認しましょう。

 

◎歯肉

歯肉は歯を支えるだけではなくその下の組織をも守る役割があります。内部には毛細血管が張り巡らされ、新鮮な血液が流れています。万が一、細菌や毒素が入り込んでも白血球が体内への侵入をガードします。

◎歯根膜

歯根膜とは歯と歯槽骨の間にあって両者をつなぐ役割をします。コラーゲンを作る細胞があって歯周組織に弾力やみずみずしさを与えてくれます。大変新陳代謝の活発な組織でここでも歯をガードしています。

これらのガードをすり抜けて入り込んだ歯周病菌は、強力な毒素で歯肉を傷つけます。これが歯肉炎です。言い換えれば、歯周病の第一歩です。

ほとんど痛みはなく、自覚症状が出る頃にはすでに歯周病になっている人が多くいます。

歯肉炎の段階で踏みとどまれば歯周病に進むことはないので、定期的な口腔内チェックが大切になります。

痛くないときでも定期的なメンテナンスで歯科受診をして、歯周病を防ぎましょう!

 

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口内炎

本日は口内炎についてです。

口内炎とは体力が弱った時や疲労が激しい時、胃が弱っている時、熱を出した時などに起こります。

最も一般的なのはアフタと言われる白くて丸い潰瘍です。

頬や唇の内側などにできます。

アフタは辛い物や熱いもの、果物の汁などにしみて、小さくても痛みます。

とくに治療しなくても数日か長くても2週間以内に自然治癒します。

しかし、大きいものになると1.2ヶ月かかるものもあります。

 

もし口内炎ができた時は、刺激物を避け、口の中を清潔に保つことが大切です。

刺激の少ないうがい薬を使用するのも良いでしょう。

 

いつもと違和感を感じる口内炎であれば、迷わず歯科医の診療を受けましょう。

体力の異変、疲労、ストレスの度合いも改めて確認が必要です。

 

治療方法としては、ステロイドの軟膏を塗布したりレーザーで焼く方法があります。

 

また、義歯性口内炎といって、入れ歯の下にたまった食べかすに細菌が繁殖して起こるものもあります。入れ歯になったとしても、口内の清掃は変わらずに必要です。

 

口内を清潔に保ち、口内炎を防ぎましょう。

いつもと違う口内炎で違和感を感じた際には早めの診療をお待ちしております。

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舌苔の取りすぎに注意

舌の色や状態は、健康状態を知るバロメーターです。歯磨きをする時、時々見てみましょう。舌苔の色には個人差があり、正常な場合でも異なる場合があります。例えば、たばこを吸う人は黄色みが強くなったり、コーヒー好きな人は色素沈着があったりします。しかし、胃の調子が良くない時は、舌苔は厚くなり、いかにも健康でない様相になります。気になるのはこの舌苔が細菌に分解されると悪臭を発することです。ただ、過剰な除去作業は舌苔の根本的な解決にならず、かえって傷めることにもなります。

舌苔や口臭にお悩みの方や、何かご不明な事がございましたらお気軽にご相談下さい。

新宿 歯医者|新宿パークタワー歯科

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舌の働きについて

皆様、こんにちは。

今日は舌の働きについてです。

 

舌には、食べ物を取り込む、飲み込む「咀嚼、嚥下機能」、発音する「構音機能」、食べ物の味を感じる「味覚機能」の3つの重要な働きがあります。

 

①咀嚼、嚥下機能

食べた物が、喉から食堂、胃へ送り込まれること、飲み下すことを嚥下といいます。

舌は口の中にある食べ物を上手に食道に送り込む重要な働きをしています。

 

②構音機能

話しをしたり歌ったりする時には、舌を動かして音を作っています。

カ行では舌の奥、タ行では舌の前方、ラ行では舌の先端を動かして発音しています。

 

③味覚機能

味は甘味、塩味、酸味、苦味、うま味が絡み合って構成されます。

この味は味蕾で感じます。

舌の機能が低下すると、味の感じ方も変化することがあります。

また、舌に汚れがたまると味を感じにくくなることがあります。

 

 

 

 

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