寝ている間の口腔内の状況

唾液には口の中を清潔に保つ働きがあります。

また、むし歯の初期段階である脱灰を、もう一度元の状態へ再石灰化する手助けもします。しかし、寝ている間は唾液の分泌が減り、乾燥した状態になっています。

乾燥した状態は、口の中の虫歯菌を元気にしてしまいます。もし歯に汚れがついたまま寝てしまったら、その汚れは虫歯菌の栄養となってどんどん虫歯菌を増やしてしまいます。

起床後の口の中の臭いは、そんな虫歯菌の増殖が原因です。増殖した虫歯菌は口の中の酸性度を高め、むし歯菌を溶かそうとします。睡眠中は唾液が少なく、どんどん脱灰が進んでしまうことになるのです。

朝の砂糖より寝る前のジュースが危険

普通、砂糖入りの缶コーヒーと果物のジュースを比べると、砂糖入りの方が虫歯になりやすいと感じてしまいますが、例えば朝起きてから砂糖入りの缶コーヒーを飲む事と、就寝前に果物ジュースを飲む事で比較をすると、圧倒的に就寝前に飲む方がむし歯になりやすいということになります。

就寝中の口の中を想像すると、就寝前の歯磨きでしっかり歯の汚れを落とすことが、どれほど大切か良く分かりますね。

さらに、むし歯菌の活動を抑える働きをすくフッ素洗口水でぶくぶくうがいを歯磨きにする事で、就寝中の口の中をより清潔に保つことができます。

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