歯周病と歯肉炎の境目

歯周病とは、歯を支えている歯肉や歯槽骨などの歯周組織が細菌によって侵される病気です。

たかが歯の病気とあなどってはいけません。全身へも取り返しがつかないほどの大きな影響が表れる怖い病気です。

しかし、突然歯周病が現れるわけではありません。

必ず初期の症状があり、それを経過して歯周病となっているはずです。

健康な歯肉を取り戻すことが可能な時期もあります。

いち早く黄色信号をキャッチするためにも歯周病の初期段階である歯肉炎との境目を確認しましょう。

 

◎歯肉

歯肉は歯を支えるだけではなくその下の組織をも守る役割があります。内部には毛細血管が張り巡らされ、新鮮な血液が流れています。万が一、細菌や毒素が入り込んでも白血球が体内への侵入をガードします。

◎歯根膜

歯根膜とは歯と歯槽骨の間にあって両者をつなぐ役割をします。コラーゲンを作る細胞があって歯周組織に弾力やみずみずしさを与えてくれます。大変新陳代謝の活発な組織でここでも歯をガードしています。

これらのガードをすり抜けて入り込んだ歯周病菌は、強力な毒素で歯肉を傷つけます。これが歯肉炎です。言い換えれば、歯周病の第一歩です。

ほとんど痛みはなく、自覚症状が出る頃にはすでに歯周病になっている人が多くいます。

歯肉炎の段階で踏みとどまれば歯周病に進むことはないので、定期的な口腔内チェックが大切になります。

痛くないときでも定期的なメンテナンスで歯科受診をして、歯周病を防ぎましょう!

 

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