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舌の働き

皆様、こんにちは。


舌には食べ物を取り込む、飲み込む咀嚼嚥下機能、発音する構音機能、食べ物の味を感じる味覚機能の3つの重要な働きがあります。

1  咀嚼嚥下機能
口腔内に取り込んだ食物がどんなものか(食感、温度など)を感じとります。
食物を咀嚼する時に、舌は歯で噛めるように移動させるように働き、細かく潰されていく途中に唇と歯肉の間や舌の下に入り込んだ食物を集めて、再度歯の上に運びます。
食物が十分に細かく軟らかくなると、舌の上に集め食魂(軟らかく砕かれた食べ物の塊)をつくり、これを舌が口蓋(上あご)に押し付けて咽頭(喉)に送り込むことにより、飲み込むことができます。

2  構音機能
話をしたり、歌ったりする時には舌を動かして音を作っています。
カ行では、舌の奥、タ行では舌の前方、ラ行では舌の先端を動かして発音しています。

3  味覚機能
味は甘味、塩味、酸味、苦味、うま味が絡み合って構成されます。
この味は舌の表面にある味蕾で感じます。
舌だけでなく、それ以外の口の中(上あご、頬の内側、喉の奥など)にも味を感じる場所はありますが、大部分が舌にあり、舌の機能が低下すると味の感じ方にも変化することがあります。


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