スタッフブログ

口臭について

みなさん、こんばんは。今日は口臭についてお話しようかと思います。

そもそも、口臭の主な原因は何か?

と、言いますとまず原因のほとんどはお口の中にあります。まず、歯周病が原因で臭うことが多く、その他、むし歯、合わない詰め物や被せ物が臭いの原因になります。また、意外な曲者が舌の表面についた頑固な細菌の塊(舌苔)。これが口臭の原因の7、8割を占めているとも言われます。

では、口臭の臭いのもとはどんな物質か?

と、言うことですが、少し専門単語になってしまうのですが、揮発性硫化化合物中の硫化水素、メチルメルカトルプタン、ジメチルスルファイドなどが主成分となっていることが分かっています。

では、口臭は歯医者さんで治せるのか?

と、言うことですが、口臭の原因となる病気の中でも代表的なものが、歯周病です。清掃不良の結果、歯垢、歯石が大量に付着し、歯肉に炎症を起こすので、歯垢・歯石を取り除く事が治療の第一歩です。口臭そのものは病気ではなく、病気の1つの症状なのです。原因となってる病気を治せば、必然と口臭も収まってきます。

他にもお家でできることは、殺菌作用のある洗口液(リステリンなど)で口をすすぐ、歯ブラシの徹底、フロス、歯間ブラシなどできることは沢山あります。

口臭予防は、お口のエチケットの第一歩です。

明日から4月1日新学期です。お口の中もさっぱりして、切り替えて心機一転頑張っていきましょう。

新宿 歯医者|新宿パークタワー歯科

ページのトップに戻る

 

歯磨き粉について

歯磨き粉の選び方についてです。

歯ブラシ同様、歯磨き粉も数多くの種類が販売されていますが、悩む場合は「成分」に着目してみてはいかがでしょうか。

フッ素(フッ化ナトリウム)
歯の表面のエナメル質を強くし、虫歯を予防する効果があります。市販されている歯磨き粉の多くに含まれている成分です。

トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウムなど
歯を磨くと血が出る、口臭が気になる、歯がグラグラとするなどの症状がある場合は歯周病が疑われますので、炎症を抑える作用があるトラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウムなどの成分が含まれた歯磨き粉を選ぶといいでしょう。

ハイドロキシアパタイト、ポリリン酸ナトリウムなど
歯が白くなる歯みがきによく含まれている成分です。歯の沈着汚れ(ステインやたばこのヤニなど)を除去し、ホワイトニング効果があります。
乳酸アルミニウム、硝酸カリウムなど
虫歯がないのにも関わらず、冷たいものを飲むと歯が沁みる・痛いなどの症状がある時は、知覚過敏の恐れがありますので、乳酸アルミニウム、硝酸カリウムなどの知覚過敏を改善する成分が含まれている歯磨き粉を選びましょう。
無添加や液体はみがき
日本で販売されている歯磨き粉は、全て厚生労働省の認可を受けており安全性が確認されていますが、一方で歯磨き粉に含まれる研磨剤や発泡剤に対して不安に思う方も多いのが現状です。
そのような場合は、無添加の歯磨き粉も市販されているのでそちらを利用してみてはいかがでしょうか。
また、液体はみがきには研磨剤が含まれていないため、歯を傷めることなくはみがきをすることができます。
この他、市販のものを使用したくない場合は、重曹を歯ブラシにつけて磨くだけでも歯の汚れをとることができます。

気になることご質問等ございましたらお気軽にお聞き下さい。
ご来院お待ちしております。

新宿 歯医者|新宿パークタワー歯科

ページのトップに戻る

 

親知らず

こんにちは。

親知らずは第三大臼歯の事で、前歯から数えて8番目の歯の事です。

清掃性が悪くむし歯になったり、歯ぐきが腫れたりと、何らかの問題を引き起こすことが多く、抜歯せざるを得ないケースも多い歯です。

成人してから親知らずが生えてきて、気になる方もいらっしゃると思いますが、すべての親知らずを必ず抜歯しなければいけないということはありません。

例えば、【まっすぐ生えていて上下でしっかりとかみ合っている親知らず】です。

きちんと磨けていて、健康な親知らずであればそのままにしておいて大丈夫です。

ただ、一番奥の歯ということで磨きにくく

親知らずとその手前の歯がむし歯になってしまったり、

斜めに生えていることで隣の歯を圧迫している場合、

また、歯ぐきがかぶっていて繰り返し腫れてしまうような場合には

抜歯することをお勧めしています。

子供のころからやわらかいものを食べることが多くなった現代の食事では

顎が発達せず、親知らずが十分に生えきらなかったり、

斜めや横に向かって生えてしまうことが多く様々なトラブルを引き起こす原因になっています。

トラブルの起きやすい親知らずの場合は歯科医師との十分な相談のうえで、抜歯を考えた方が良いでしょう。

抜歯当日はお酒や運動を控えていただくなど、注意事項が何点かございます。

抜歯に関しましてなにかご不明点がございましたらいつでもご相談ください。

新宿 歯医者|新宿パークタワー歯科

ページのトップに戻る

 

口唇と頬の役割

私たちは、食事を食べるときになにげに適量を噛み切り、口の中に入れ、固形物と水分が含まれた食物であっても、口の中からこぼさずに処理して飲み込んでいます。これには口唇と頬の役割が大きいのです。上口唇は鼻の下で鼻唇溝から内側の領域、頬はその外側です。下口唇はオトガイより上部の領域にあります。これらは体表面積からすると、きわめて狭い領域ですが、口唇で受け取る体性感覚は膨大です。
例えば、食物が軟らかく容易に処理できるようであれば多く一口を摂取し、硬くしっかりと噛む必要があれば少なく一口を摂取します。また、水分をこぼさずに飲めるのは、口唇(口輪筋)・頬(頬筋)の筋肉が表情筋として哺乳期から発達してきたからです。

もう一つ大切なのはこれら表情筋と咽頭の筋肉である上咽頭収縮筋が関係していることです。咽頭の筋肉は、食物を飲み込む機能には重要ですが、この筋肉が伸びてきて口元に集まる筋肉(口輪筋)によって頬(頬筋)ができてきたとも考えられています。口唇と頬はつながっているため協調して機能を発揮できるようになっています。咀嚼や嚥下機能を最大限に引き出すためには、口唇や頬を動きやすくすることが重要であると考えられます。
片麻痺で口唇の一部が動かない場合は患側の口腔前庭部に食物残渣や残薬がみられますが、口唇・頬が咽頭の筋肉とつながっていると考えると、麻痺が咽頭部にまで及んでいなくとも影響が表れると考えられます。高齢者において義歯未装着の場合は口唇・頬の筋力が十分に発揮できませんし、下顎義歯が不具合だからと装着しないでいた場合、食物残渣や薬剤が停滞することがみられます。

食物を取り込み安全に問題なく嚥下することは、これら協調した機能が果たせるからこそできるものなのです。

新宿 歯医者|新宿パークタワー歯科

ページのトップに戻る