スタッフブログ

« 症例写真 前歯 オールセラミッククラウン | | チャールズ・ファジーノ »

歯石

歯や歯ぐきの健康維持のため、定期的に「歯石取り」にいらっしゃる患者様が増えています。今回は定期的に歯石を取る必要性についてご説明致します。

歯石の成分は、大きく分けてリン酸カルシウムを主体とした無機物。他は微生物の残渣の有機物・水で出来ています。

歯石ができるためには、まず歯の表面に元になる足場が必要になります。この足場になるのがプラーク。プラークが唾液などによって石灰化を繰り返し、歯石になるのです。

歯石には大きく分けて2種類あり、1つは歯ぐきの少し上に見えるクリーム色の歯石。これは歯ぐきの上に出来る「縁上歯石」といいます。

もう1つは取るのが大変な歯石で、歯の周囲のポケットと言われる、歯ぐきの内部の根の表面に出来る「縁下歯石」。色は歯ぐきの中の血液成分の影響で黒っぽく、歯にガッチリ付いているため剥がれにくく、しかも固いという特徴があります。
この歯石は、比較的歯周病が進行した場合に多く見らます。歯ぐきの内部にあるので、炎症を起こしやすく膿や腫れの原因になります。

また、歯石がつきやすいのは、下の前歯の裏、上の奥歯の外側などです。これは唾液が出てくる穴があるため、常に唾液が停滞している状態だからです。

プラークが歯石になってしまうと自分では取ることができなくなります。歯科医院で機械的に歯石を取ることをオススメ致します。


新宿 歯医者|新宿パークタワー歯科