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金属が外れたら。

食事の際に「ガリッ」!?っと音がし、口から出して見ると小さな金属だった...。そんな経験ありませんか?それまで何ともなかった金属が外れたらどうして行くかお話します。

一般的に金属が外れる原因として、次のようなことが考えられます。

・セメントの劣化
歯に取り付けている金属は、歯と金属の間をセメントと呼ばれる接着剤のようなものでつけてあります。これが劣化すると金属が外れる事があります。


・金属周囲の虫歯
金属と歯の間に虫歯ができると、隙間になり、金属が外れる事があります。

・歯の磨り減り
歯にはめ込んであるタイプの金属は、歯が磨り減ってくると金属も薄くなり、外れる事があります。


・歯の破折
金属を保持している歯の一部が折れたり、欠けたりすると金属が外れる事があります。

■外れた後の治療法は?

外れた原因に対して、対処していくことになります。

・セメントの劣化が原因
単純にセメントの劣化が原因で外れ虫歯がない場合、新しいセメントで外れた金属を元に戻します。

・金属周囲の虫歯が原因
はめ込むタイプの金属と歯の間に虫歯があった場合には、虫歯を取り除いた後、新しい金属を作り直します。
被せるタイプの金属と歯の間に虫歯があった場合には、被せる土台となる部分を再び作り直してから、新しい被せものを作り直します。


・歯の磨り減りが原因
咬み合わせを調整したり、磨り減って薄くなった分を新たに削り込み、金属を作り直す場合もあります。逆に歯はあまり削らずに白い詰めもので埋めるだけで治すこともあります。
・歯の破折が原因
折れた部分が少しであれば、その部分を覆うように作り直しになります。大きく折れた場合には、金属をはめ込むタイプから被せるタイプへ形を変更し治療していきます。

金属が外れても痛みがないことも多いのですが、外れたままにしておくと、歯の内部はとても虫歯になりやすく出来ているため、外れてすぐなら簡単に治せるケースでも、時間が経つと虫歯になってしまい、治療に時間が掛かる事があります。
外れたときは痛みがなくても早めに受診していただくことをオススメ致します。


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